Vietnam Lam Dong省Da Oai地区における太陽光発電所開発案件継続断念

2017年6月にVietnam Lam Dong省からの依頼を受けて調査開発を継続してきた本プロジェクトは2018年8月Lam Dong省政府の認可を経て同年9月にベトナム中央政府エネルギー庁（Electric andRenewable Energy Authority、EREA） へ事業計画を提出、開発許可通知待ちとなっていました。

以来EREAから回答がない中、一年半にわたりEREAへの回答促、陳情を行ってきました。

一方で、本プロジェクト用に弊社が割り当てられた60ヘクタールにおよぶDa Oai用地をこれ以上放置できないとの理由から、Lamb Dong 省政府から弊社は開発許可取得期限を2020年2月28日で切られていました。

この期限を過ぎた2020年3月に入ってもEREAからは本プロジェクトの審査状況や開発許可などについての通知を得ることができませんでした。

ベトナム中央政府の再生可能エネルギー政策は、送電線容量の問題や許可済案件の系統未連系など多くの問題を抱え、当局自身が混乱を来しており、EREA トップもこれを認め謝罪する報道もありました。

かかる状況下、弊社としてはこれまで日本国大使館、在Ho Chi Minh日本総領事館、太陽光発電機器メーカー様の多大なるご支援のもと、本案件の調査及び開発に資金とエネルギーを投下してまいりましたが、同国国家政策、地方政府用地活用、事業投資案件としてのリスクファクターを勘案し、これ以上の継続を断念せざるを得ないとの判断に至りました。

尚、本件断念に拘らず、弊社としては引き続き再生可能エネルギー事業開発は継続していく予定です。

Daizen ASEAN JSC
Director 加藤眞哉